お笑い芸人は、特に若い時期に尖りやすいといわれています。

尖った状態の特徴として
・特定の価値観しか認めない
・他のお笑い芸人への批判が多い（キャッチーな芸風への嫌悪）
・天才、センスに憧れる
などが挙げられます。

その昔、ダウンタウンが大きなムーブメントを巻き起こし、後輩芸人のほとんどへ影響を与えた際に、尖った若手だらけになったことも。

ダウンタウン病、松本病に罹患した人々は、舞台や番組ではポーカーフェイスでボソッと引き気味にセンスある一言を放つ光景がそこかしこで見られたそうです。

ちなみにかつてAマッソが激尖り時代に、共演したぺこぱのネタを目の当たりにした際「正直、当時かなりを見下していた」とカミングアウトされています。

お笑い芸人は「自分が世界で一番面白い！」と信じる人が集まる世界です。それゆえ一時的に尖った状態になるのは、必然かもしれません。

ただしどれだけ尖っても「お笑いを職業として捉えているか？」という視点は重要です。

「お笑いは芸術のように崇高な自己表現である」といった尖り方に陥ると、視野が狭くなり、立ち行かなくなるケースがほとんど。

内心、自信がなくプライドが高い状態の人が尖り出すと「自分のネタが受けないのは、客の理解度に問題があるからだ」と他責思考に陥りかねないので注意が必要です。

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