2023.06.08 (Thu)
【お笑い用語解説】あるあるネタ
あるあるネタとは、共感しやすい日常ネタのこと。
あるあるネタには「わかる! わかる!」という共感要素が含まれています。
あるあるネタの始まりには諸説あるものの、1980年代初頭にビートたけしさんが「学校に一人はいるこういうやつ」「テレビドラマにありがちなこういう場面」というネタを話されていたところから広まったという説が有力。
笑いの基礎的なロジックとして「フリとオチ」「フリとボケ」があります。
漫才やコントなど、ふたり以上の人間が芸をする際に、フリ役(ツッコミ)、オチ役(ボケ)など分担しやすいのですが、ピン芸人の場合、フリオチをひとりで兼ねなければいけません。
あるあるネタは、お客さんが脳内で「あるある」と体験を思い起こして、笑うというメカニズム。
あるあるのスイッチを上手く押すことができれば、すぐ笑いが起こるので、笑いを発生させるまで早いのが「あるあるネタ」の強み。
振って落とすという手間を、省きやすいため「あるあるネタ」をチョイスするピン芸人がおのずと増えるというわけですね。。