2023.08.14 (Mon)
【お笑い用語解説】バレ噺、バレネタ
バレ噺、バレネタというのは、落語の世界でよく使われる用語です。
下ネタの一種ですが、バレネタはスカトロジーと称されるネタよりも男女の性愛などをモチーフにした笑いを指します。
日常でみなさんも「隠し通せずバレてしもて」みたいな言葉を使うことがあると思います。
「バレ」には秘密をばらす、秘め事がばれるなどの意味があります。
下ネタ自体、社会的なタブーを含んでいますので、どこでもやれるものではありません。
下の表現自体を快く思わず「無礼」と感じる方もいるでしょう。
バレの漢字表記は「破礼」。
「礼を破る」と書きますから、それほどリスキーなものと捉えることができます。
落語の世界ではバレ噺を「艶笑落語」と呼び、ひとつの文化として扱っています。
二代目・露の五郎兵衛師匠は艶笑落語の名手と呼ばれていましたし、人間国宝の桂米朝師匠もマニアックな艶笑落語をやられていたことがありました。
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下ネタが絶対タブーというわけではなく、状況を選ぶというのが正解。
配信のない寄席など、ある程度クローズドな空間であれば、下ネタを上手く使えば、お客さんに共犯意識を持たせながら演者側の世界に引き込むことができることも。
下ネタ「そこで笑ったということは、あなたも同罪」みたいなところがあり、毒の強いブラックユーモアに近いですね。