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お笑い虎の巻

2024.11.04 (Mon)

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【お笑い用語解説】芸人本

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お笑い芸人で多芸多才な人は、少なくありません。

特にネタを担当されているお笑い芸人の方は「書く」ということが得意です。

 

何冊も本を上梓されている芸人さんもおられます。

本を書くお笑い芸人の先駆けと言えるのがビートたけしさん。1980年6月に上梓した『ツービートのわッ毒ガスだ』は売れに売れ85万部も刷られました。

 

90年代になると、松本人志さんが空前絶後のベストセラーを叩き出します。初の著書『遺書』(朝日新聞社)は約250万部。続く『松本』は約200万部という大ベストセラーに。この2冊が出版されたのは、1994年から1995年にかけてでしたが、ダウンタウンが若者のカリスマになった時期だったこともあり、大きなムーブメントとなりました。

 

2000年以降、たくさんのお笑い芸人が本を出版。

幻冬舎より2006年1月27日に刊行された、劇団ひとりさんの小説『陰日向に咲く』が、100万部を突破。

 

同時期に品川庄司の品川ヒロシさんも小説を出版。実体験をベースに記した小説『ドロップ』が2006年8月にリトルモアから出版され話題に。同作品は漫画化されシリーズの累計発行部数は900万部を突破しています。

 

2007年8月31日にワニブックスより刊行された麒麟の田村裕さんの自叙伝。『ホームレス中学生』は、200万部を突破。

 

2015年にはピースの又吉直樹による中編小説『火花』が第153回芥川龍之介賞受賞という快挙を成し遂げます。累計発行部数は239万部を超えました。

 

その後、ナイツ塙宣之さん、ノンスタイル石田明のように漫才分析本を出す人も出現。M-1優勝者、ファイナリストの漫才分析は好評を博し、新たなジャンルを築いています。

 

このようにお笑い芸人が出版する本は多岐にわたり、今後も新たな本が上梓されることでしょう。


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