2023.09.19 (Tue)
【お笑い用語解説】弟子入り、徒弟制度
弟子入り、徒弟制度と聞けば、落語の世界を思い浮かべる人が多いかもしれません。
かつてお笑い芸人になるには、弟子入り一択だったのですが、経済的な理由から弟子をとらない師匠が増えてきました。
1980年前半に潮目が変わる大きな出来事が。
1982年にNSC(吉本総合学院)が開校。記念すべき1期生からスーパースターのダウンタウンが出たこともあり、それ以降は漫才師、コント師を目指すなら弟子入りではなく、スクールに入るという流れができました。
落語家を目指す場合、今も師匠に弟子入りをして修行を積む必要があります。
2年~3年で「年季明け」といって、晴れて落語家としての活動が許されるようになります。
落語家の弟子入りには、
・内弟子
・通い弟子
の2種類の形式があります。
内弟子は師匠の自宅に住み込みながら弟子修行を行います。
通い弟子は、師匠の自宅に通いながら修行します。現代の落語会では大半が通い弟子であると言われています。
ちなみに今、テレビで売れてる芸人さんの中でも、徒弟制度の経験者が何名かおられます。
オール巨人さんに弟子入りした経験をもつ有吉弘行さんは、その代表格。
有吉さんは途中で波紋という形で、巨人さんのもとを去る形になりましたが、徒弟制度の経験者であることは間違いありません。