2023.07.11 (Tue)
【お笑い用語解説】顔芸(かおげい)
顔芸とは、その名のとおり豊かな表情によって笑いを誘うことを指します。
人の印象についての心理学上の法則。メラビアンの法則では、「コミュニケーションにおいて言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の割合に分かれる」と言われています。
視覚情報は、何と55%。
「ビジュアル情報が、いかに重要であるか?」がわかるデータですね。
お笑いのネタではないですが、圧倒的な顔芸と言っても過言でないのが『半沢直樹』で大和田常務を演じた香川照之氏。
一瞬で理解されやすい表情の情報というのは、伝わりやすい要素なのです。
顔芸は誇張することでおかしみが増え、笑いにつながります。
「お笑いはネタが大事」といわれていることから、多くの人はネタの内容であるテキスト部分に力を入れます。
意外と見落としがちなのが表情などのビジュアル要素。
「ここは見ている人が飽きそうなので、顔芸などの視覚的なボケを入れるか?」という着眼点があれば、ボケのバリエーションが豊かになり、より受けやすいネタになるでしょう。