ネタ見せとは、本番にかける前のネタをスタッフや、同業者、放送作家、構成作家に見せることを指します。

作りたてほやほやのネタというのは、主観的な感覚が残っていることも多く「これくらいで伝わるやろ？」と思っていたことが意外と伝わらないことも…。

お笑いのフリは、説明や枠組み、前提を伝える部分ですが、ここが抜け落ちていると、どれだけ面白いボケやオチがあっても笑いにつながりづらいのです。

ネタ見せでは、フリとオチが紐づいているかや、全体の構成や整合性、ボケが中盤から後半にかけて大きくなっているか、誰をターゲットにしたネタなのか、などなど色々な確認が行われます。

ときにシビアな意見が飛び交うこともありますが、客観的な感想を本番前にもらえる貴重な機会といえるでしょう。

受け身でネタ見せに臨むのではなく、「意図が伝わっているか確認したい」など、明確な目的と姿勢を持ってネタ見せに参加することで、芸人として成長できます。