2024.04.08 (Mon)
【お笑い用語解説】吉本興業と松竹芸能のライバル関係、そして協調路線へ
1990年まで、吉本興業と松竹芸能の芸人さんは番組で共演することを禁じられていました。
大阪の二大プロダクションであった吉本、松竹は1960年頃まで引き抜き騒動で一時的に関係が悪化したことで「両社の所属芸人を同じ番組で共演させない」という協定が結ばれたのです。
この協定は1990年代後半まで続きましたが、1990年代後半から大きく緩和されることに。
吉本興業主催の「M-1グランプリ」の第2回大会で、ますだおかだが優勝するなどかつてのバチバチの関係は時代が進むにつれて消えていきました。
ちなみに両社のタレントが共演NGだった当時「ヤングタウン」で吉本興業所属の明石家さんまさんが司会をしているにもかかわらず、松竹芸能所属の笑福亭鶴瓶さんが電話で突然、出演したことがありました。
これには、からくりがあります。
鶴瓶さんは、笑福亭鶴瓶ではなく本名の駿河学を名乗って電話をかけてきたので、ぎりぎりセーフというロジック。
2000年以降にお笑い番組を見始めた人からすると、吉本興業と松竹芸能の共演NGという取り決めがあったことすら知らない人がほとんどかもしれないですね。
このようにプロダクション間の関係性は、時代とともに変化していきます。
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