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お笑い虎の巻

2023.07.10 (Mon)

  • お笑い虎の巻

【お笑い用語解説】座付き作家

構成作家というのは裏方としての面が強く、一部の人を除くと基本的に表へは出ない存在。

 

座付き作家をしておられる、構成作家さんは結構おられます。

座付き作家の方は、特定の芸人さんとともにネタや企画を考えます。「この芸人さんにはこの作家さん」といった感じで、タッグを組んでいるイメージがわかりやすいかと思います。

 

ダウンタウンの松本人志さんと一緒に、多くの番組を手掛けてこられた高須光聖さん。

高須さんは、ダウンタウンの座付き作家として、長年苦楽を共にされてきました。

 

小学校の同級生同士という間柄をベースに、松本さん、高須さんのおふたりが掛け合いを行うラジオ「放送室」は、大人気に。

 

高須さんが、まだ放送作家としてキャリアをスタートさせていなかった頃、松本さんに「俺これからどういう仕事をしようか、迷ってるねん」と相談を持ち掛けました。

 

松本さんは「ほんなら俺ら(ダウンタウン)のブレーンやりいな。大﨑さん(※吉本興業ホールディングス取締役)に言うとくから」と伝えたエピソードは業界内で結構有名です。

 

そこから高須さんは、ダウンタウンの躍進を支える座付き作家として活躍されることに(その後、座付き作家としてだけではなく、ダウンタウン以外の芸人さんともたくさん仕事をされるようになりました)。

 

ブレーンという言葉には「頭脳」「脳」という意味があります。

ブレーンとして働く座付き作家の人は、芸人さんの思考を整理したり、アイデアを出して企画やネタを進める役目を担います

 

ちなみに座付き作家がたくさんいるのは吉本興業です。元芸人さんで作家へ転向された方も少なくありません。

 

世間には名前が出ていなくても、裏方の座付き作家として活躍しておられる構成作家の人は、たくさんいらっしゃいます。


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